断肉セラピー
今日はちょっと重たい話です。
前から気になっていたkindle本の「断肉セラピー」を読んでみました。ちょっとマヌケなイラストと大胆なタイトル、著者の名前も「どこの人?」って感じで「何だこれは?」と思っていたんですよね。
読んでみたら、かなり突っ込んだ内容でした。本自体は薄くて1時間程度でサラッと読める、まあコミックエッセイ風なものです。でもコマーシャリズムとか、洗脳とか、色々と考えさせられる内容がたくさん書いてありました。肉食や環境保護についてだけでなく、資本主義のあり方みたいな、もっと大きな物まで視野に入れたような本でした。そういう重くて大きな内容を、こんなにさらっと読みやすくまとめているのは結構すごいことだと思います。これは、ヴィーガンとかに興味無い人でも一読の価値あると思います。
動物のと殺についても書いてありましたが、どきつくなく文章で淡々と書いてあるだけなので、私でも読めました。普通の感覚を持った人には、この程度で十分だと思います。私は実際に映像とかで見せられたら耐えられません。そんなの見たら、肉を食べて生きてきた自分がいたたまれなくなって、もう私なんて生きる価値ない!とかそこまで思い悩んじゃうと思う…
この本の中で、それでもそういうと殺風景を見ても、平気で肉を食べ続けることができる人もいるし、それは文化や感覚の違いなので責めるようなことではないというようなことが書いてありました。そして、例えば日本人は動物のと殺風景は残酷すぎて見れないと言う人はたくさんいるけど、魚をしめる風景は見ても何とも思わない人が多いと書いてあってなるほどと思いました。むしろそういうの見ながら、活きが良くて美味しそうとすら思いますよね…
そして、例えばもっと自然に近い生活をしている人達だったら、自分の農場で育てた動物を自分たちの手でさばいて、日々の食料にしているという例も載ってました。そういう命と食べ物の密接な関係を毎日目の当たりにしながら生きている人達は、それはそれで自然なことなんでしょうね。
一番問題なのは、そういう大量と殺は可哀相だから見たくない、興味ないし知りたくないと言いながらお肉を食べて、動物の命と、自分が日々食べてるものをいっさい切り離して考えることだと書いてありました。すごく考えさせられますよね…この本は、しばらくたったらまた読み返したいな~と思う本でした。お勧めです!
最後に、以前アースガーデンに行ったときにもらったNPO法人ARCJのパンフレットを載せたいと思います。多分、ほとんどの人が想像している以上に、畜産や動物を利用した製品のために動物に多大な苦痛を与えてるんだなと驚くと思います…
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